玄米食

はじめに

 このページは、自分の健康を保つために調べたことの個人的なメモである。
 玄米食に関して、興味あるところに偏って、整理して行こうと思う。

玄米食の種類と名前

(1) 酵素玄米 / 寝かせ玄米 / 発酵玄米
 玄米に小豆と塩を加え圧力釜で炊いた後、数日保温して発酵・熟成させたご飯。
 1970年代の長岡式酵素玄米が始まりか。
 玄米に発芽玄米を使った場合、「発芽酵素玄米」と言う。
 炊飯器メーカーの間では「酵素玄米」という言い方で統一されている。
 他方、酵素は70℃以上で活性を失うと言われており(cf. [鈴木1977])、
 保温温度が70℃以上なのに「酵素玄米」という名前が妥当かは疑問。

(2) 玄米酵素
 生(なま)の玄米を麹菌で発酵させ食べやすくしたもの。発酵により、吸収しやすい遊離型ビタミンB群が大幅に増えている。
 酵素の活性が失われない温度で製造されている。 cf. 株式会社玄米酵素

哲学

 「玄米食がよい」と判断する根拠として、玄米食本でよく挙げられる哲学がある。
 これらの哲学は特に必要ないとは思っているのだが、あまりに紹介されるので記録しておく。
 各根拠の「原典は誰なんだろう?」と思い、私がたまたま見た本の中で一番古い出版年も示す。
 個人的な疑問点も、メモしておく。
 (1) 一物全体食
 (2) 身土不二

歴史

1690年頃から:
(元禄時代から)
 白米食が江戸に普及し始め、江戸にしかいない病い(江戸わずらい)が発症。 cf. [櫻木1974]
 江戸わずらいは「脚気」のこと。当時は原因分からなかった。
1870年頃から:
(明治初期から)
 白米食が農村も含め日本全体に広まる。 cf. [櫻木1974]
 国民全体が三度三度白米を食べられるようになるのは1960年頃か。 cf. [大海2001]
1910年頃:  脚気が玄米等で回復することや、原因がビタミンB1の欠乏であることがほぼ分かる。
 cf. [Wikipedia] Casimir Funk, 鈴木 梅太郎
1923年:  日本の脚気死亡者数がピーク。 cf. [Wikipedia]
1971年:  岩崎 輝明 氏が、酵素研究家 岡田 悦次 氏と共に玄米酵素の製造販売を始める。 cf. 株式会社玄米酵素
1970年代:  医師の長岡勝弥氏により「長岡式酵素玄米」が考案された。
 cf. 長岡式酵素健康の会 本部
1997年:  「発芽玄米」という言葉が使われるようになってきた。 cf. [大海2001]
 ・「発芽玄米」にすることで柔らかく、栄養価・うまみが向上
  (フィチン酸等が変化する話、GABAの話など)
 ・「発芽玄米」は、栄養価が落ちない程度に芽の伸長を止めた状態
2008年:  日本美健が、「発芽酵素玄米炊飯器」を販売し始める。 cf.『New圧力名人
2009年:  荻野 芳隆 氏が代表を務める「結わえる」が「寝かせ玄米」の事業を始める。 cf. [荻野2013]
   

関連本  古い順

・[櫻木1974]  櫻木 健古 (さくらぎ たけふる)、「玄米食のすすめ」、風媒社、1974。
・[鈴木1977]  鈴木 弘一 (すずき こういち)、「自然食と玄米酵素」、アロー出版社、1975。
 「玄米コーソ」(株式会社玄米酵素の商品と思われる) の効果 (体験談) を多く紹介。
・[黒岩1985]  黒岩 東五 (著)、、「発酵玄米の効用」、健康医学社、1985。
 監修は、杉 靖三郎 (生理学者、医師)。
・[大海1997]  大海 淳 (おおうみ じゅん)、「発芽玄米の謎」、二期出版、1997。
 私は入手できず。
・[大海2001]  大海 淳、「発芽玄米のすべて」、生活環境科学研究機構、2001。
 [大海1997]の改訂版なので、当ページでは、[大海1997]と同じとみなす。
・[荻野2013]  荻野 芳隆 (おぎの よしたか)、「寝かせ玄米生活」、マイナビ出版、2013。
 「寝かせ玄米」は、「株式会社 結わえる」の商標。
・[荻野2025]  荻野 芳隆 (おぎの よしたか)、「新版 寝かせ玄米生活」、マイナビ出版、2025。
 [荻野2013]の新版。
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発芽酵素玄米炊飯器  開発が古い(?)ブランド順

 (1)『New圧力名人
  輸入総発売元・企画開発:日本美健 (日本) / (旧)輸入元:ハヌ
  正規販売店:ロハス / HIRYU / ヘルシーマルシェ
  製造元:CUCKOO(韓国)。
  1.8気圧。2008年から販売。

 (2)『なでしこ健康生活
  総販売元:ジーエムピージャパン (日本)
  製造元:CUCHEN(韓国)
  1.8気圧。2011年から販売。

 (3)『酵素玄米Pro / Pro2
  販売元・開発:ふじ酵素玄米キッチン(エイト社) (日本)
  長岡式酵素玄米(1970年代)の再現を重点に2013年に開発された。
  製造元:LIHOM(韓国)
  1.8気圧。保温熟成は温度と湿度を自動調整。
  2019年12月 販売終了。→ (4)を後継として推奨。

 (4)『Labo炊飯器』
  企画開発:酵素玄米Labo (日本)
  製造元:?(韓国)
  長岡式酵素玄米(1970年代)を源流に2017年に開発された。
  1.8気圧。熟成段階に応じて温度と水分量をコントロール。